この記事では
アイスペースとホリエモンの関係!スポンサー・資金調達がどうなってるか調査!
について書いています。
アイスペースの月着陸船が、着陸失敗したことで話題ですね。
アイスペースはホリエモンの会社とどう違うのかなどを調べました。
また、アイスペースのスポンサーや資金調達についてもまとめてます。
アイスペースとホリエモン
アイスペースが、ホリエモンの立ち上げた会社ではないかと思っている人もいるようですが、違います。
アイスペースと、ホリエモンの会社、インターステラテクノロジズを簡単にまとめました。
アイスペースの経歴
アイスペースは、民間による、月面探査を目指しています。
月を活用することを目的に作られた会社です。
合同会社ホワイトレーベルスペースジャパン
2010年9月に、合同会社ホワイトレーベルスペースジャパンが設立されました。
活動拠点はオランダでした。
活動拠点を日本に移す
もともと、合同会社ホワイトレーベルスペースジャパンは、オランダで行われた月面での賞金レース参加のため設立されました。
日本だけの企業ではなく、欧州と日本の合同チームです。
ただ、欧州での資金集めがうまくいかなくなったため、撤退して日本に拠点を移しました。
2013年のことです。
アイスペースの設立
2013年5月、ホワイトレーベルスペースジャパンが組織変更を行い、アイスペースが誕生しました。
情報元:https://www.sbbit.jp/article/cont1/101622
インターステラテクノロジズの経歴
インターステラテクノロジズは、民間による小型ロケットの打ち上げを目指す企業です。
こちらが、ホリエモンが関係する会社です。
前身となる組織の結成
2005年、インターステラテクノロジズの前身となる「なつのロケット団」が結成されました。
インターステラテクノロジズの事業開始
2013年1月、企業として事業を開始しました。
その後、民間機初の宇宙空間到達など、着実に前進してます。
情報元:https://www.istellartech.com/about#history
アイスペースとホリエモンの企業の違い
アイスペースと、ホリエモンの企業の違いについてまとめました。
目標の違い
アイスペース
人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界を目指すのが、目標
その前段階として、月面の水資源開発を先導することを目指してます。
2040年には、1,000人が住み、年間1000人が訪れるとしています。
インターステラテクノロジズ
超小型人工衛星を打ち上げるためのロケットの打ち上げと、人工衛星分野で革命を起こすことを目指してます。
上場
アイスペース
アイスペースは、2023年4月13日に上場しました。
IPOの申し込みは公募の60倍にもなりました。
新規株式公開での公開価格は254円、その後2373円まで上がりました。
ただ、4月26日に月面着陸を失敗したことから、株価は乱高下しています。
インターステラテクノロジーズ
インターステラテクノロジーズは今のところ、上場はしてません。
ホリエモンが代表というところもあり、スムーズに上場させるというわけにはいかないようです。
ただ、証券会社や東京証券取引所などと話をしているとのことなので、今後上場する可能性はあります。
アイスペースのスポンサー
アイスペースのスポンサーについてまとめました。
株の数字に関しては、wikipediaや日経を参照していますが、正しい数字は各自でご確認ください。
袴田武史
アイスペースのファウンダーであり、代表取締役です。
19.12%の株を所有しています。
株式会社INCJ
日本政府と、民間で出資した政府系のファンドです。
9.75%の株を所有してます。
2023年4月12日付で、主要株主から外れました。(7.61%)
インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合
日本の次世代産業の創出・育成・ベンチャーエコシステムの拡大再生産を狙うベンチャー投資事業です。
9.55%の株を保有しています。
2023年4月12日付で、主要株主から外れました。(7.45%)
小沼美和
東京都港区に事務所を構える税理士です。
7.82%の株を保有しています。
日本政策投資銀行
財務省管轄の日本の政策金融機関です。
5.57%の株を保有しています。
IF Growth Opportunity FundⅠ, L.P.
インキュベイトファンド株式会社という、スタートアップ企業への投資を行う会社が運営するファンドです。
3.40%の株を保有しています。
中村貴裕
アイスペースの元取締役COOで、現在は株式会社英語ミッドタウンの代表取締役CEO。
3.19%の株を保有しています。
TBSホールディングス
放送持ち株会社で、2.79%の株を保有しています。
IFSPV1号投資事業組合
インキュベイトファンドが運営する投資事業組合で、1.87%の株を保有します。
株式会社SMBC信託銀行
SMBCグループ傘下の信託銀行で、1.87%の株を保有しています。
吉田和哉
アイスペースの前進、ホワイトレーベルスペースジャパンに関わっていた方です。
1.59%の株を保有しています。
ICJ1号ファンド投資事業有限責任組合
ベンチャー企業の育成や支援事業を行う、インクルージョンジャパン株式会社が設立したファンドです。
1.59%の株を保有してます。
株式会社日ノ樹
不動産の賃貸や、宅地建物取引業務を行っている会社です。
1.43%の株式を保有してます。
清水建設株式会社
大手総合建設会社、ゼネコンです。
1.39%の株を保有しています。
株式会社電通グループ
広告代理店の電通をはじめとするグループ会社。
1.39%の株式を保有してます。
コニカミノルタ株式会社
複合機、印刷機、医療向け製品等を扱う電機メーカー。
1.39%の株式を保有してます。
スズキ株式会社
輸送機器や機械工業メーカー。
1.39%の株式を保有しています。
スパークスグループ株式会社
投資顧問・資産運用を主業務とする会社。
1.39%の株式を保有してます。
IFSPV2号投資事業組合
インキュベイトファンドが運営する投資事業組合で、2023年4月12日付けで新たに主要株主に加わりました。
12.24%の株を保有します。
情報元:https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20230411545395/
アイスペースの資金調達
アイスペースは国内最高額、また、宇宙分野のシリーズAとしては世界過去最高額の資金調達をしました。
2017年12月から2018年2月のことです。
アイスペースの資金調達に、参加した企業をまとめました。
株式を持っている企業と重複するので、それらは、企業名だけを掲載します。
- 株式会社日本政策投資銀行
- 株式会社東京放送ホールディングス
- コニカミノルタ株式会社
- 清水建設株式会社
- スズキ株式会社
- 株式会社電通
- スパークスグループ株式会社
株式会社産業革新機構
既存の官民ファンドである、株式会社産業革新機構から新設分割する形で発足した会社です。
リアルテックファンド
株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。
KDDI株式会社
日本の電気通信事業者で、固定電話事業、携帯電話事業、ISP事業などを展開しています。
日本航空株式会社
航空運送事業を行う会社です。
凸版印刷株式会社
印刷テクノロジーをベースにした会社です。

まとめ
この記事では、アイスペースとホリエモンの関係!スポンサー・資金調達がどうなってるか調査!についてまとめました。
- アイスペースと、ホリエモンの会社インターステラテクノロジズは別もの
- アイスペースは、月の活用を目的として設立
- インターステラーテクノロジーズは、民間でのロケット打ち上げや人工衛星関連を目的として設立
- アイスペースのスポンサー株主は、幅広い業種の企業や個人
- アイスペースの資金調達は日本最高額
アイスペースの月面着陸が失敗に終わりましたが、一喜一憂するものではないと思います。
日本の基軸産業になるように、頑張って欲しいですね。
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